イベント詳細
福重はシルクスクリーンとペンを使い、旅をし現地に滞在して制作を行う「滞在制作」という手法で作品を産みだしている。
福重の作風と手法は、一見ノスタルジックでロマンチックでピースフルに見えるが「旅は良いことばかりじゃないんです!」と本人は息巻く。
旅の記録として作品を用いることは、写真や動画と違いより主観的かつ情緒的でありながら、文字のように編集されすぎてしまわない情報伝達方法といえる。
福重の作品では独自の文様が多様されているが、それはヒエログリフの更に手前にある、言葉の次に原始的なコミュニケーションを想起させる。
また彼女の言葉通り、レイヤーの奥底には不気味なモチーフや彼女の原点である日本の風景などが存在しているが、それは旅の中で感じたポジティブ、ネガティブ、未来、過去が入り混じった、本来人が持つ心情や脳の混沌さが現れているように感じられる。
今回は出産・コロナ禍を経て福重にとって約7年ぶりの展示となる。ペンとシルクスクリーンが織りなす階層とその奥にある情景と心理に目を凝らしていただければと思います。
また、できれば旅の記録を本人から聞きながら展示をご覧いただくとより深く味わっていただけるかと思いますので、今回は特にレセプションまたは作家在廊時にお越しいただければと思います。
《福重明子》
兵庫県出身
嵯峨美術短期大学 絵画3コース卒業
インターメディウム研究所 現代美術コース修了
- スケジュール
<展示期間>
2024年6月8日〜28日
(平日10時〜19時 / 土日14時〜17時[作家在廊])
■ レセプション
2024年6月7日(18時30分〜20時)- 出演者
- スタッフ
- チケット料金/入場料
- 会場
- GALLERY URO
- 公式ウェブサイト
- https://uro.gallery/gallery/gallery15.html
- 備考
GALLERY URO
- 住所
- 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3-1-9 1F
- お問い合わせ
-
https://uro.gallery/